クラウド型SFAの特徴や機能を比較!無料サービスも紹介

クラウド型のSFAを導入するメリット

クラウド型のSFAを導入するメリット
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SFA(Sales Force Automation/営業支援システム)のシステム形態には、おもにクラウド型とオンプレミス型があります。「実際のところ、どちらが良いのかわからない・・・」と悩んでいる方もいるのではないでしょうか。

■クラウド型システムとは

「クラウド型」は、インターネット上のサーバを利用してソフトウェアを利用する形態を意味します。インターネットさえあれば、利用者はいつでもどこでも利用できるのがクラウド型システムの特徴です。

■オンプレミス型システムとは

「オンプレミス型」は、自社で用意したサーバへソフトウェアをインストールし、利用する形態を意味します。インターネットを介さないため、社外への情報漏洩のリスクが小さいことなどに特徴があります。

それぞれにメリット・デメリットがありますが、ここではクラウド型のSFAを導入するメリットについて紹介していきます。

実際にSFAを導入する前に知っておきたい、つまずきポイントやよくある失敗に関しては、以下の記事をご覧ください。

SFAの導入目的とは|効果や導入事例、失敗しないための導入支援も紹介!

メリット①インターネット環境があればどこからでもアクセスできる

クラウド型SFAのサービスは基本的にインターネットを通じて提供されます。そのため社内外を問わず、インターネット環境が整っている場所であればどこからでもアクセスができます。
顧客対応で営業担当が社外にいることが多い企業にとっては、外出先から空いた時間を利用してシステムに情報を入力できることはメリットの1つであるいえるでしょう。

メリット②オンプレミス型SFAよりコストを抑えられる

クラウド型SFAはオンプレミス型SFAに比べ、初期投資費用が安く抑えられる傾向があります。
オンプレミス型SFAは社内へ専用サーバーを設置するコストがかかりますが、クラウド型SFAだとその必要がありません。
さらにクラウド型SFAだと、システムやソフトウェアのインフラ構築、システムメンテナンスなどもサービスの提供会社がおこなってくれるため、ユーザーの人件費や手間、管理コストも削減できます。

メリット③導入までのスピードが速い

クラウド型SFAは基本的にサーバーや専用のハードウェアを自社で購入する必要がなく、すべてサービスの提供会社が用意しているプラットフォームを活用します。そのため、システムの導入までがスムーズです。
また、システムアップデートなども自動的に反映されるため、ユーザーは常に最新バージョンのサービスを活用することができます。

無料で利用できるクラウド型SFA おすすめ6選

クラウド型SFAのなかには無料で利用できる便利なシステムもあるため、ぜひチェックしておきましょう。
企業の規模や求める機能、営業チームの人数などによっては、無料のシステムでも十分なケースもあります。費用をかけずにSFAを導入したい場合は、無料版を試してみるとよいでしょう。多機能なSFAが必要になった段階で、有料のシステムに変更するのもよい方法です。

ここでは、無料で利用できるおすすめのSFAをピックアップして紹介します。

HubSpot Sales Hub

HubSpot Sales HubのHP
HPより

HubSpot Sales Hubは、HubSpot Japan社によって提供されている営業支援ツールです。顧客との信頼関係を強化したり、成約率を向上させたりすることに役立つツールとして、さまざまな業種の企業で活用されています。

HubSpot Sales Hubには、営業活動に必要な機能が集約されているため、このツールを利用するだけで、多くの面倒な作業から解放され、顧客対応に集中できます。費用をかけずに、営業の効率と売上をアップさせたい場合におすすめのツールです。難しい知識は必要なく、誰でも簡単に操作できるため、導入もスムーズに進むでしょう。

Starterプラン、Professionalプラン、Enterpriseプランという3つの有料プランもありますが、まずは無料プランから始めて、事業の拡大状況に合わせて、より多くの機能を使える有料プランに切り替えることも可能です。無料プランでも、コンタクト管理、見積り作成、Webチャット、取引パイプライン管理といった便利な機能を利用できます。
登録できるユーザー数の制限はなく、コンタクトは100万件も追加できるため、無料プランでも営業活動をしっかりとサポートしてくれるでしょう。無料プランの有効期限もありません。

FlexCRM

FlexCRMのHP
HPより

FlexCRMは、IT系のソリューション事業を展開する、ノイアンドコンピューティング社によって提供されているSFAです。チームの営業力を高めるために必要な機能を無料、または低価格で提供してくれます。

主な機能は、顧客管理、営業支援、お客様サポート、マーケティング、業務プロセス管理、ワークフローの6つです。管理画面や操作画面を含むすべての画面は、スマートフォンやタブレットからでも簡単に操作できるため、移動時間などを有効活用できます。

複雑な作業をすることなく初期設定できるため、初めてSFAを導入するという方でも心配ありません。業種ごとに最適なデータ項目が設定されたテンプレートが準備されているため、自社に合ったフォーマットを選ぶだけですぐに利用を開始できます。

もちろん、後で入力項目などを変更することも可能です。自社にあった顧客データベースを作成して、購入履歴や訪問履歴といった情報を管理できるため、顧客との関係を効率的に強化できるでしょう。

Zoho CRM

Zoho CRMのHP
HPより

Zoho CRMは、全世界15万社以上で利用されているZoho社の営業支援ツールです。初期費用は一切かからず、現在使っているツールやExcelシートからのデータ移行も簡単にできるため、すぐに運用をスタートできます。

顧客の企業名や所在地、電話番号などの基本情報や、訪問履歴や購入履歴といった情報を一元管理できるため、情報の整理や検索の手間が省け、スムーズに営業活動を進められるでしょう。
インターフェイスも直感的で使いやすいため、ツールが苦手という人でも、ストレスなく使用できます。

顧客情報の管理やドキュメントの管理といった基本機能を利用できる無料プランのほか、スタンダード、プロフェッショナル、エンタープライズ、アルティメットというより高度な機能を使える有料プランもあります。
無料プランは、ユーザー数が3人までに制限されているため、使いやすさを確認したうえで問題なければ、有料プランに変更するとよいでしょう。

GrooForce 980

GrooForce 980のHP
HPより

GrooForce 980は、さまざまなITツールを開発するアスペックス社が提供しているSFAです。
営業活動をサポートするための多くの機能が付いているのが特徴で、顧客管理機能、活動管理機能、案件管理機能、自動日報機能といった機能が搭載されています。顧客管理機能はBtoB、BtoCの両方に対応しており、名刺管理にも役立つため、情報の管理や運用の手間が大幅に減るでしょう。

活動管理機能を利用すれば、案件と営業活動を紐付けて管理できます。それぞれの顧客に対する営業状況などを見える化できるため、無駄なく、効率的に営業活動を進められるでしょう。
入力した情報をそのまま日報として利用できるため、わざわざ報告書を作成する必要もありません。外出が多くなりがちな営業担当でも効率的に業務をこなせるため、残業時間の削減にもつながるでしょう。

無料プランでは2IDまでしか利用できませんが、人数に合わせて1ID(980円/月)ずつ追加することも可能です。

サスケ

サスケのHP
HPより

サスケは、インターパーク社が運営している営業支援ツールです。顧客管理をするための最小限の機能だけが搭載されています。無償版と有償版の2つが提供されており、無償版は個人や小さな営業チームでの利用に向いています。有償版に比べると無償版の機能は限られていますが、シンプルで扱いやすいツールといえるでしょう。
効率よく情報管理ができ、顧客獲得や関係性強化をしっかりとサポートしてくれます。

無償版には、利用人数は3名まで、顧客データの登録件数は300件まで、という制限があります。無償版には導入サポートや運用サポートも付いておらず、設置できる項目数などにも制限があるため、無償版を使ってみてより充実した機能を使いたいと感じる場合は、有償版に切り替えるとよいでしょう。

有償版を利用すれば、セミナーや展示会のアンケート集計、Webサイト閲覧履歴の自動取得、日報や売上の管理といった高度な機能を利用できるため、より効率的に顧客へアプローチできます。

SFA「サスケ」の機能、料金、評判は?事例も紹介!

NICE営業物語Smart3

NICE営業物語Smart3のHP

HPより

NICE営業物語Smart3は、システムズナカシマ社が提供している無料のスケジュール管理・営業報告アプリです。
営業報告の作成や顧客訪問スケジュールの管理といった基本的な機能を利用できるだけでなく、さまざまな外部ツールと連携できるのが大きな特徴です。

たとえば、AppleWatchと連携させることで、アプリを立ち上げなくても、AppleWatch上でスケジュールなどを確認できます。GoogleカレンダーやExchangeといったツールと同期させることも可能です。

営業報告をLINEやEvernoteなどに登録することもできるため、チーム内での情報共有もスムーズに進みます。移動時間や打ち合わせ前の空き時間などを有効活用して報告をしたり、顧客を訪問する前に商談履歴や購入履歴を確認したりすることも可能です。
営業報告を作成する際は、音声メモや手書きのメモを追加することもできるため、文章では記録しにくい内容もしっかりと保存して情報共有できます。

別途、営業支援システム「NICE営業物語」と連携して活用すれば、チーム全体で成功事例やアプローチ方法などを共有できるため、会社全体の利益アップにもつながるでしょう。

無料で使えるSFA比較9選|試しにSFAを導入してみよう

多機能なクラウド型SFA おすすめ6選

多くの便利な機能が搭載されているクラウド型SFAについてもチェックしておきましょう。
顧客情報や案件情報を管理するという基本的な機能だけではなく、AIが受注につながりそうな案件を教えてくれる、データを自動で分析してくれる、GPSと連動して交通費を自動で計算してくれる、といった高度な機能が搭載されたクラウド型SFAもあります。

無料版では機能が足りない、より高度な機能を利用して営業活動を効率化したい、という場合は多機能なシステムを導入するのがおすすめです。ここでは、多機能なクラウド型SFAをピックアップして紹介します。

Salesforce

SalesforceのHP
HPより

Salesforceは、セールスフォース・ドットコム社が提供している多機能なクラウド型SFAです。導入実績も多く、世界中の15万社以上のチームで利用されています。

顧客情報や案件情報の管理、営業の進捗状況の共有といった基本的な機能だけでなく、AIが商談やリードを分析し、受注見込みの高い案件を予測してくれる、という高度な機能も付いているのが大きな特徴です。

重点的に対応すべき顧客や力を入れるべきポイントを把握できるため、効率的に営業活動を進められるでしょう。
操作画面もわかりやすく使いやすいため、営業担当者がデータを入力する際の苦労もありません。無駄な作業が減るため、顧客との関係強化や新しい顧客の開拓といった本来の業務に集中できるでしょう。

Salesforceには、Essentials、Professional、Enterprise、Unlimitedという4つのプランがあります。気軽に導入したい場合はEssentialsプラン、自由にカスタマイズしたい場合はEnterpriseプランを選ぶのがよいでしょう。
どのプランでも無料トライアルを利用できるため、使い勝手を試してみてから、契約するかどうかを決めることが可能です。

セールスフォースとは?使い方や料金、評判などを紹介!

eセールスマネージャーRemix Cloud

eセールスマネージャーRemix CloudのHP
HPより

eセールスマネージャーRemix Cloudは、ソフトブレーン社によって提供されている営業支援ツールです。
このSFAは、顧客の会社を訪問することが多い、日本の営業スタイルにマッチするように開発されています。案件管理やスケジュール管理ができるだけでなく、地図機能を使って複数の顧客を訪問するルートを作成する、人脈機能を使って顧客企業の担当者の情報を確認する、といったことが可能です。

シングルインプット・マルチアウトプットで、データ入力の手間がかからないことも大きな特徴です。顧客情報や活動報告を入力したり変更したりすると、すべてのツールに自動的に反映されるため、ストレスなく情報を管理できるでしょう。

そのほか、スマートフォンで名刺を撮影するだけでテキスト情報として保存できる名刺デジタル化機能、営業活動を報告したり共有したりするためのタイムライン機能、入力したデータを分析してくれるアナリティクス機能など、さまざまな機能が搭載されています。営業担当は作業工数を最小限に減らし、効率的な営業活動ができるでしょう。

eセールスマネージャーを徹底分析|機能や価格、解決できる課題とは?

ちきゅう

ちきゅうのHP
HPより

ちきゅうは、ジーニー社が提供している営業支援システムです。誰でも簡単に使えるため定着率が高く、大手企業でも多く導入されています。直感的にデータを入力したり、項目を設定したりできるのが魅力です。

顧客管理機能、グラフ作成機能、タスク管理機能といった、営業活動の効率化や見える化に欠かせない機能も多く搭載されています。カスタムオブジェクトを使えば、自社独自のルールや事業の特徴に合わせたデータテーブルを作成して、営業活動を管理することも可能です。

また、ビジネスに必須のツールと連携できることも、大きな魅力といえるでしょう。Gmailと連携して、メールの内容を活動情報として取り込むことや、Googleカレンダーと連携して訪問予定を管理することなどができます。

Googleマップと連携すれば、システム内に登録された住所などの情報から、訪問していない企業のマップを作成したり、チェックインやチェックアウトを管理したりすることも可能です。

システムがアポイント忘れやデータの入力漏れを防いでくれるため、営業担当は本来の営業活動に集中できるでしょう。

ネクストSFA

nextsfaのHP
HPより

ネクストSFAは、ジオコード社が運営している、使いやすさと見やすさが魅力の営業支援ツールです。顧客情報などを入力する際に営業担当が迷わないよう、ボタン配置や入力項目にまでこだわって設計されています。

案件管理画面では金額や進捗状況が一目でわかる設計になっていたり、ドラッグアンドドロップで直感的に操作できたりするなど、システムが非常にわかりやすいです。操作にも比較的短時間で慣れることができるでしょう。

自社の営業体制に合わせてカスタマイズもできます。難しいプログラミングなどをすることなく、クリック操作だけで、項目を追加したり並べ替えたりすることが可能です。約40種類のグラフを簡単に作成することもできるため、売上や成約率といった数値を視覚的に確認できます。

サポート体制が充実していることも大きな特徴です。カスタマイズ方法や操作方法がわからないときは、無料で質問できます。電話、メール、チャット、Web会議などでサポートしてもらえるため、初めてSFAを導入するという場合でも安心して使えるでしょう。

cyzen

cyzenのHP
HPより

cyzenは、レッドフォックス社が提供している営業支援ツールです。難しい設定は必要なく、最短1日で導入が完了します。直感的な操作で営業報告を入力でき、蓄積されたデータから細かな業務改善や経営判断につなげられるのが大きな特徴です。

入力したデータを集計してグラフ化してくれるパフォーマンス機能、GPSと連携して出退勤や訪問履歴を記録できる機能、リアルタイムで報告書を作成して共有する機能など、便利な機能が多く搭載されているため、営業担当の活動を効率化できるでしょう。

営業担当が移動した経路をGPSから自動的に取得して、交通費を計算してくれる機能や、システム上でコミュニケーションを取る機能もあるため、わざわざ会社に帰ってから作業や連絡をする必要もありません。
システムを導入するだけで多くの役割を担ってくれるため、ストレスなく営業活動を進められ、正確なデータから分析と改善のサイクルを回していけます。

製造業や飲食業など、あらゆる業種の1,300社以上への導入実績もあるため、安心して利用できるでしょう。

Knowledge Suite(GRIDY SFA)

knowledge suiteのHP
HPより

Knowledge Suite(GRIDY SFA)は、ナレッジスイート社によって運営されている営業支援ツールです。SFAとしての機能だけでなく、CRMやグループウェアとしての機能も付いているため、オールインワンのツールといえるでしょう。

複数のツールを導入することなく、効率的なコミュニケーションや情報共有、丁寧な顧客対応や営業活動の見える化を実現できます。営業報告や商談内容などの情報を紐付けて管理できるため、営業担当は必要なデータをするだけで、営業プロセス全体を見える化することが可能です。

顧客情報や案件情報を管理できるほか、名刺のデジタル化サービス、名刺のオンライン交換サービス、見込み客の獲得に効果的なWebフォーム作成サービスなども利用できるため、営業活動に関わる多くの作業を効率化できるでしょう。

すべての料金プランでユーザー数の制限がないことも大きな特徴です。人数の多いチームでも、ID数を気にすることなく利用できます。メールサーバーを利用できるオプションや、セキュリティを強化できるオプションも付けられるため、必要に応じて利用を検討するとよいでしょう。

クラウド型SFAを選ぶときの3つのポイント

クラウド型SFAを選ぶときは、営業活動における課題や導入目的を明確にしておく、操作画面の見やすさや搭載機能を確認する、サポート体制をチェックする、といったポイントに注意しましょう。
以下、それぞれのポイントについて詳しく解説します。

1.解決したい課題や導入の目的を明確にしておく

クラウド型SFAを選ぶときは、営業活動に関する悩みや解決すべき課題、導入の目的などを明確にしておくことが大切です。目的を明確に把握しておかなければ、いくら多機能で便利なクラウド型SFAを導入しても、課題を解決できず、営業活動を効率化したり利益を向上させたりすることはできません。

顧客情報や営業の成功事例などがうまく共有できていない、日報の作成やスケジュール管理に手間がかかっている、といった現場の悩みをしっかりと把握しておきましょう。意外な悩みを抱えているケースもあるため、営業担当から生の声を聞くことも大切です。

2.ダッシュボードの使いやすさや搭載機能について確認しておく

SFAを選ぶときは、画面の見やすさや操作のしやすさについて確認しておくことも大切です。操作画面のなかでも、ダッシュボードの使いやすさはしっかりと確認しておきましょう。さまざまなデータやグラフが集約されるダッシュボードが見やすければ、営業情報の全体像をすばやく確認できます。

当然ですが、搭載されている機能についてもチェックしておきましょう。多くの機能が付いているほうが便利そうに感じますが、自社に不要な機能が多いと、逆に営業担当が混乱してしまう可能性もあります。

SFAには、自社の悩みを解決できる機能が搭載されていることが重要です。無料トライアルができるシステムの場合は、本契約の前に利用して確認するとよいでしょう。

3.サポート体制を確認しておく

システムのサポート体制についても確認しておきましょう。SFAを導入しても、操作方法がわからない、項目をカスタマイズする方法がわからない、といったケースもよくあります。

とくに初めてSFAを導入するという場合は、電話やメール、チャットなどで丁寧にサポートしてくれるシステムを選ぶと安心です。

SFAの効果とは?費用対効果の計測手順や導入時の注意点を徹底解説!

クラウド型SFAの3つの課題

クラウド型SFAには、オンプレミス型と比較するとセキュリティが弱い、使いこなせる人と使いこなせない人の差が出る、データを入力すること自体が目的になってしまう、といった課題もあるため注意しましょう。
以下、それぞれの課題について解説します。

1.オンプレミス型と比較するとセキュリティが弱い

クラウド型SFAを利用する場合、インターネット上のシステムにログインして顧客情報などを入力するため、自社にサーバーを設置してシステムを構築するオンプレミス型と比較すると、セキュリティ面の不安はあります。
万が一、顧客情報や社内機密が漏洩すると、クライアントに迷惑がかかるだけでなく、社会的な信用も失ってしまうため注意しなければなりません。

もちろん、しっかりセキュリティ対策をしているクラウド型SFAも多いです。導入する前に、どのようなセキュリティ対策を取っているか確認しておくとよいでしょう。

2.使いこなせる人と使いこなせない人の差が出る

システムをうまく使いこなせない人が出てくることも、クラウド型SFAの課題の一つです。インターネットやスマートフォンアプリに慣れ親しんだ世代の社員は、簡単に使いこなし、営業効率を高めてくれるでしょう。

一方、デジタルの情報管理に慣れていない人は、うまく使いこなせず、逆に効率が低下してしまう可能性もあります。すべての社員が操作できるよう、教育体制やサポート体制を整えておくことも重要です。

3.データを入力すること自体が目的になってしまう

SFAを導入する大きな目的は、営業活動を効率化して、成約率や利益を向上させることです。
データを入力することはそのための手段ですが、入力項目が多すぎたり、操作が複雑すぎたりすると、データ入力自体が目的化してしまうケースもあります。

単純な操作方法だけでなく、集約されたデータをどのように活用するかといったポイントまで、営業担当に理解してもらうことが大切です。

クラウド型SFAの活用事例

クラウド型SFAを活用して、事業の拡大や業務の効率化につなげている企業は多く存在します。
ここではクラウド型SFA活用の成功事例について、Salesforceを導入した企業情報を基に紹介します。

全世界6,000人の営業担当が導入|NTTコミュニケーションズ社

NTTコミュニケーションズ社では取引先企業のグローバル化に伴い、営業担当間での顧客情報のシームレス連携を課題としていました。

同社はクラウド型SFAを導入したことで、国内外での営業の進捗状況をリアルタイムに共有できるようになり、顧客へ適切かつスピーディーな提案ができる環境の構築に成功しました。

クラウド型SFAによって、拠点ごとに活動していた6,000人の営業担当全員が顧客情報を共有できたことで、引き継ぎやアドバイスもおこないやすくなりました。

参照:NTTコミュニケーションズ – 導入事例|セールスフォース・ドットコム

増収増益とサービス向上を実現|マーキュリープロジェクトオフィス社

Webデザインや映像制作をおこなうマーキュリープロジェクトオフィス社は、案件の数に対する社員の稼働率に課題を抱えていました。また、稼働率に関係して案件ごとの収益性も不透明であったため、その状況を打破するためにクラウド型SFAを導入しました。

導入後、担当者ごとの情報共有が実現した結果として経営が透明化したことにより、単価の統一やサービス品質の向上に成功しました。

参照:マーキュリープロジェクトオフィス – 導入事例|セールスフォース・ドットコム

パイプライン経営改革が大きく前進|NEC社

NEC社は以前よりパイプラインの管理や活用、顧客との新たなリレーションの構築を目的とした「パイプライン経営改革」を推進していました。
ただ一方で、グループ企業や他部門をまたがる情報共有の柔軟性など、現在のシステム基盤に見直しが必要であったため、その問題を解消するためにクラウド型SFAを導入しました。

結果として、パイプライン経営改革の前進だけでなく案件の管理や連携の向上などに成功し、各業務の基盤となって業務を効率化しています。

参照:日本電気|セールスフォース・ドットコム

クラウド型SFAを活用し、コストを抑えながら生産性の向上を

いかがでしたか。
クラウド型SFAは多くの場合、オンプレミス型やパッケージ型のSFAに比べて安価に導入することができます。そのため、コストを抑えつつ営業組織の生産性向上を見込むことができます。
営業組織が抱える課題に合わせて適切な機能をあらかじめ見定めておき、より費用対効果が高くなるようなSFAを導入できるようにしましょう。

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