クラウド型名刺管理システム比較10選|法人向けから個人向けまであわせて紹介

クラウド名刺管理の3つのメリットと2つのリスク

クラウド型の名刺管理サービスを導入すれば、たまった紙の名刺をデータ化し、いつでもどこでも管理できます。しかし、クラウド名刺管理にはメリットだけでなく、セキュリティ面などのリスクもあります。

名刺管理サービスを導入する前に、クラウド名刺管理のメリットとデメリットの両方を知ることが大切です。

【メリット①】名刺管理の手間を削減できる

従来の紙ベースの名刺管理では、名刺にインデックスをつけて整理したり、必要な名刺を探したりするのに多大な労力がかかっていました。しかし、名刺管理サービスを導入すれば、スマホやタブレットのカメラで名刺をスキャンするだけで、クラウド上でまとめて一元管理できます。

名刺データはデータベース化され、名寄せ機能により氏名や会社名の重複を防ぎます。検索性も高く、必要な名刺を必要なときに見つけられます。これまで名刺管理にかかっていた手間を省き、その分のリソースを本来注力すべき業務に集中させることができます。

【メリット②】営業活動を効率化できる

クラウド型の名刺管理サービスなら、インターネット環境さえあれば、名刺データをいつでもどこでも閲覧可能です。マルチデバイス対応の名刺管理アプリなら、外出先でもスマホやタブレットで名刺データを管理できます。

名刺管理サービスによっては、名刺データを顧客と交換する「オンライン名刺交換」が可能です。商談や展示会などで、紙の名刺を使わずスマートに名刺を交換できます。

また、名刺管理サービスのなかには、登録した名刺データが相手方の昇進や異動に伴って、ステータスがリアルタイムに更新されるものもあるため、近況情報をすばやく把握できます。

【メリット③】顧客の掘り起こしにつながる

営業担当が入手した顧客の名刺は、企業の事業活動にとって重要な資産です。しかし、本来は商談機会となるはずの名刺が埋もれていたり、その顧客と面識のある担当者に情報が伝わっていなかったりして、せっかくの資産を活かせていない企業が少なくありません。

名刺管理サービスを導入すれば、すべての名刺情報をデータベース化し、人脈情報を「見える化」できます。名刺データベースから直接電話やメール送信が可能なため、商談機会を逃しません。埋もれた人脈の掘り起こしや顧客接点の創出につながり、自社の営業力を強化できます。

【デメリット①】名刺データの漏洩をはじめとしたセキュリティリスク

一方で、クラウド名刺管理にはリスクもあります。代表的なものが、名刺データの漏洩をはじめとしたセキュリティリスクです。名刺データには個人情報がふくまれています。

不正アクセスや不正ログインなどを受け、外部に名刺データが流出した場合、顧客の信頼を失う恐れがあります。クラウド型の名刺管理サービスの多くは、データセンターへの通信を暗号化するなどして、情報漏洩対策をおこなっています。

名刺管理サービスを導入するときは公式サイトを調べたり、問い合わせをしたりして、セキュリティ対策への取り組みをチェックしましょう。

【デメリット②】テレワークやリモートワークで名刺データが外部に持ち出されるリスク

不正アクセスや不正ログインによる情報漏洩のほかにも、名刺データが流出するリスクがもう一つあります。それが、内部の社員による名刺データの持ち出しです。

新型コロナウイルス感染症対策の一環で、テレワークやリモートワークが増加し、オフィスの外で働く社員が増えました。テレワーク環境では、社員一人ひとりが目に見えないところで働き、名刺データが社外から自由に閲覧できる状態です。

名刺管理サービスでは、多くの場合、IPアドレス制限やアクセス端末制限などの機能があります。また、サービスによっては、名刺をスキャンする際にモバイル端末にデータを残さないようにできるものもあります。これらの機能を使うことで、データの持ち出しリスクを低減することができます。

名刺管理の目的とは?選び方やおすすめ名刺管理ツールを紹介!

クラウド型名刺管理システム比較6選|法人向け

名刺管理の効率化にとどまらず、自社の営業力を強化したい場合は、法人向けのクラウド型名刺管理システムがおすすめです。名刺管理システムによっては、営業支援システム(SFA)やマーケティングオートメーション(MA)と一体化したソフトウェアもあります。ここでは、法人向けの名刺管理サービスを6つ紹介します。

名刺管理サービスのシェアトップを誇る「Sansan」

sansanのHP
HPより

Sansanは、Sansan社が運営する名刺管理サービスです。
Sansanには、次の2つの特徴があります。

  • 法人向け名刺管理サービスのシェア84%、導入企業数7,000社を突破した豊富な実績がある
  • データ化した名刺情報を活用し、データドリブンな営業戦略やマーケティング戦略の立案に役立つ

Sansanは豊富な導入実績があり、営業、マーケティング、人事など、さまざまな部門で活用できる名刺管理サービスです。名刺データを元に品質の高い顧客データベースを作成し、営業戦略やマーケティング戦略の立案をサポートします。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
Lite ・初期費用
・運用支援費用
:問い合わせ
・ライセンス費用:問い合わせ
・Sansanスキャナ(タブレット含む):10,000円/台
問い合わせ
Standard
DX
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
Lite スマートフォン/スキャナー
Standard
DX

人脈情報を「見える化」できる「CAMCARD BUSINESS」

camcard_businessのHPHPより

CAMCARD BUSINESSは、ワウテック社が運営する名刺管理サービスです。
CAMCARD BUSINESSには、次の2つの特徴があります。

  • 名刺データを全社で共有でき、人脈情報を「見える化」できる
  • アプリ内の「名刺を送信する」ボタンから、オンライン上で簡単に名刺交換が可能

CAMCARD BUSINESSは、高精度な文字認識技術(OCR)ですばやく名刺をデータ化し、クラウド上でいつでもどこでも閲覧できる名刺管理アプリです。「オンライン名刺交換」の機能もあり、テレワーク環境でも顧客接点を生み出せます。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
STANDARD 0円 1,700円/ID 10日間
PROFESSIONAL 2,500円/ID
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
STANDARD スマートフォン/スキャナー 無制限
PROFESSIONAL

名刺管理、MA、SFAが一体化した「ホットプロファイル」

hot-profileのHPHPより

ホットプロファイルは、ハンモック社が運営する名刺管理サービスです。
ホットプロファイルには、次の2つの特徴があります。

  • 名刺管理、マーケティングオートメーション(MA)、営業支援システム(SFA)の3つを一本化できる
  • 名刺情報を元に「お客様カルテ」を作成し、社内外の情報を1つの管理画面に集約できる

ホットプロファイルは、名刺管理、MA、SFAの3つの機能が一体化したマーケティングツールです。名刺データを元に「お客様カルテ」を作成し、お客様に関する情報を1つの管理画面に集約して、部署やチーム内ですばやく共有できます。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
基本パック 0円 3,000円/ユーザー 30日間
SFAパック 5,000円/ユーザー
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
基本パック スマートフォン/スキャナー
SFAパック

ユーザー登録数が無制限の「名刺de商売繁盛」

名刺de商売繁盛のHPHPより

名刺de商売繁盛は、ヤマトシステム開発社が運営する名刺管理サービスです。
名刺de商売繁盛には、次の2つの特徴があります。

  • ユーザー数にかかわらず、月額30,000円で利用できる
  • 名刺データの画面から、電話やメール配信のほか、訪問予定の会社の地図検索などが可能で、営業活動を効率化できる

名刺de商売繁盛は、ユーザー登録数無制限でありながら、月額30,000円の定額料金で利用できるため、コストパフォーマンスに優れる法人向け名刺管理サービスです。また、名刺データベースから顧客を選び、直接電話をかけたりメールを配信したりできるため、外出先でも営業活動が可能です。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 30,000円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
有料オプション スマートフォン/スキャナー/複合機 無制限
(20万枚以上から追加料金が発生)

人物相関図を作成し、人脈情報を可視化できる「名刺バンク」

名刺バンクのHPHPより

名刺バンクは、アイネット社が運営する名刺管理サービスです。
名刺バンクには、次の2つの特徴があります。

  • 専用の機器を使わず、オフィスのスキャナや複合機、デジタルカメラ、スマホやタブレットなどから手軽に名刺をデータ化できる
  • 人物相関図を作成する機能があり、人脈情報を視覚的にわかりやすく整理できる

名刺バンクは、スキャンした名刺データを元に人物相関図をつくる機能がある名刺管理サービスです。人物相関図を作成することで、自社の人脈情報をわかりやすく視覚化でき、新たな人脈の構築につながります。

また、名刺データは国内最高クラスのデータセンターで保管されるため、セキュリティ面も安心です。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 名刺枚数に基づく従量課金制 14日間
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
スマートフォン/スキャナー/複合機

名刺のスキャン作業を代行してもらえる「メイシー」

メイシーのHP
HPより

メイシーは、もぐら社が運営する名刺管理サービスです。
メイシーには、次の2つの特徴があります。

  • 出張スキャンサービスを利用すれば、たまった名刺のデータ化を代行してもらえる
  • 自動読み取りと人力のチェックを組み合わせ、名刺情報を正確にデータ化できる

名刺管理サービスのメイシーなら、別途スキャン料金を支払うことで、たまった名刺のデータ化を依頼できます。郵送のほか、出張スキャンサービスも利用でき、バックオフィス業務の人手が足りない企業におすすめの製品です。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 2,178円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
スマートフォン/出張スキャンサービス 2,500枚
(2,500枚を超える場合は、プラス月額1,078円で2,500枚ずつ追加できる)

クラウド型名刺管理システム比較4選|個人向け

ここまで、法人向けのクラウド型名刺情報システムを紹介しました。名刺情報システムには、個人向けのビジネスユースに適した製品も数多くあります。そのなかから、個人利用におすすめの名刺管理サービスを4つ紹介します。

URLやQRコードでオンライン名刺交換が可能な「Eight」

EightのHPHPより

Eightは、Sansan社が運営する名刺管理サービスです。
Eightには、次の2つの特徴があります。

  • URLやQRコードを送るだけで名刺交換でき、ビジネスネットワークの構築に役立つ
  • 顧客がオンライン名刺を更新すると、リアルタイムに近況情報が届く「通知機能」が利用可能

Eightは、スマホで名刺データを送り「オンライン名刺交換」が可能な名刺管理サービスです。受け取った名刺データは、相手先が情報を更新するたびにリアルタイムに反映されるため、近況情報をすばやく知ることができます。紙の名刺のデータ化はもちろん、ビジネスネットワークの構築に役立つツールです。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
無料プラン 0円 0円
Eightプレミアム 480円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
無料プラン スマートフォン
Eightプレミアム

名刺管理アプリEightって知ってる?使い方や料金プラン、評判など調べてみた

名刺交換に必要な機能がワンストップでそろった「CAMCARD」

camcardのHPHPより

CAMCARDは、ワウテック社が運営する名刺管理サービスです。
CAMCARDには、次の2つの特徴があります。

  • 交換した名刺にはメモやタグをつけ、クラウド環境で簡単に共有可能
  • マルチデバイス対応のため、名刺データはスマホやタブレットからいつでも閲覧できる

CAMCARDは、名刺データのスキャン、編集、交換、管理のすべての機能がワンストップでそろった名刺管理サービスです。自分の名刺データをスキャンし、電子名刺として保存することで、商談や展示会などですばやく交換できます。もらった名刺に画像やテキストをつけ、商談レポートを作成することも可能です。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 0円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
スマートフォン

一度に10枚までの名刺をスキャンできる「Wantedly People」

Wantedly PeopleのHPHPより

Wantedly Peopleは、ウォンテッドリー社が運営する名刺管理サービスです。
Wantedly Peopleには、次の2つの特徴があります。

  • 同時に10枚までの名刺を瞬時にデータ化でき、名刺がたまっていても手間がかからない
  • 読み込んだデータはスマホの連絡帳に追加され、すぐにビジネスパートナーとつながることができる

Wantedly Peopleは、名刺管理に必要な機能をすべて無料で利用できる名刺管理サービスで、初めてクラウド名刺管理を導入する方におすすめです。一度に10枚までの名刺を瞬間データ化できるため、スキャン作業に手間がかかりません。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 0円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
スマートフォン 無制限

LINEとの連携機能が魅力の「myBridge」

mybridgeのHPHPより

myBridgeは、LINE社が運営する名刺管理サービスです。
myBridgeには、次の2つの特徴があります。

  • LINE社が運営しているサービスのため、LINEとのさまざまな連携機能が利用できる
  • 文字認識技術(OCR)とオペレーターの手入力を組み合わせ、名刺の文字情報を正確にデータ化

myBridgeは、LINEのトーク画面で名刺データを共有するなど、LINEとの連携機能が魅力の名刺管理サービスです。また、名刺データをExcelファイルで出力したり、Googleのアドレス帳と同期したりと、外部サービスとも柔軟に連携できます。

【料金】
プラン 初期費用 月額費用 無料トライアル
0円 0円
【機能】
プラン 営業支援機能 名刺情報共有機能 マルチデバイス対応 他システム連携 名刺情報の読み込み方法 最大名刺登録枚数
スマートフォン 無制限

名刺管理アプリ「マイブリッジ」とは?機能や他のアプリも紹介!

企業で役立つ!名刺管理システムを選ぶときの5つのポイント

名刺管理©Rawpixel.com – shutterstock

ここでは、用途に合った名刺管理システム選ぶために重要なポイントを5つご紹介していきます。ここで紹介するポイントを参考にして名刺管理システムを探してみてください。

営業活動を効率化できるか

営業活動をしていると、日常的に名刺交換をする機会が発生します。名刺交換で得た名刺は、営業担当の個人管理になりがちです。せっかく得た名刺を個人で管理していては、その情報が有効活用できているとはいえません。

社内で名刺情報が共有されていれば、新たに営業を開始したいとき、取引先を見つけたいときなど、企業活動を効率的におこなうこともできるでしょう。

名刺情報を社内で共有できるか

次に注目すべきは、名刺情報を社内で共有できるかどうかです。

名刺情報の共有機能があることで、個人や部署のみで管理されていた名刺情報を社内で共有できるようになります。名刺にある情報をもとにアプローチすることで話が通りやすくなることがあります。名刺情報を営業活動に活かしたい方は、名刺情報を社内で共有できるか確認しておきましょう。

マルチデバイスに対応しているか

マルチデバイスに対応しているかどうかも確認しておきましょう。

パソコンでしか使用できない、スマートフォンでしか管理できないとなると、場面によっては使いにくいと感じることがあるでしょう。

パソコン対応のみであれば、出張中に交換した名刺をいつまでも保存できずに増えてしまいます。一方、スマートフォン対応のみでは、オフィスでのデスクワークをしているときに使いずらさを感じることもあるでしょう。マルチデバイスに対応しているものであれば、社内外問わずに閲覧ができ、名刺情報を登録・管理することができます。

ほかのシステムと連携できるか

名刺管理システムを選ぶとき、ほかのシステムとの連携ができるかどうかも確認しておきましょう。

名刺管理システムをSFA(営業支援システム)やCRM(顧客管理システム)と連携して利用することで、より効果的に活用することができます。
例えば、名刺を交換した人とどのような会話をしたのかなど、さまざまな情報を記録することで、次に連絡するときに話をスムーズに進めることができます。

名刺情報の読み込み方法と正確さ

最後に、名刺情報をどのように読み込むかを確認しておきましょう。

名前の読み取り方法は、スマートフォンでの撮影、スキャナーでの読み取りの2つに分けられます。スマートフォンでは、名刺を撮影することで、名刺に記載された情報を読み取り、システム上に登録・管理します。スマートフォンは、場所を選ばず手軽に利用できることが特徴として挙げられます。
スキャナーを用いた読み取りでは、専用のスキャナーを用意して読み込みます。一度に多くの名刺を取り込むことができるため、名刺交換を頻繁におこなう方はスキャナーを利用すると良いでしょう。

この印刷物や手書きなどの画像から文字を読み取りデータ化する技術をOCR(光学文字認識)といいます。多くの名刺管理システムに備わっている技術ではありますが、システムによってその精度は異なります。その正確さについても確認しておくと良いでしょう。

名刺管理システムで時間を有効活用しよう!

いかがでしたか。アナログでの名刺管理では、フォルダにしまって管理したりExcelで1つひとつ入力したり、多くの工数がかかっていました。しかし、クラウド型の名刺管理システムを利用することで、これまで名刺管理にかかっていた工数を削減することができます。この機会に、名刺管理システムの導入を検討してみてください。

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